2012年9月9日日曜日

【エフスタイルインタビュー】に


【5:ヒット商品はつくらない】
星野「一時的にプロジェクトでものをつくりましょうって騒ぎ立てることはできても、本当に同じ形の同じ商品を10年後も20年後も売り続けるって本当にスタミナがいる話。うちは定番のものを継続して作って、継続して作り手にお金を支払うことを大切にしている。いろんな世界情勢で原料の問題があったりすることもあるけど、みんなで工夫して守っていくし。」
山口「だからヒット商品を出すよりかも、10年後も20年後も同じ分量かはわからないですけど、ものづくりをしたいと….
星野「ヒット商品なんかもさじ加減で、例えばうちの犬のマットなんかも、出始めたことは大手の引きも多かったんですけど、あえて個人商店のちゃんとただしく売ってくれる人たちにしかおろさなかったんですよね。だから、あの時代に流行ったあの犬のやつねって言われなくてすんだんですよね。」
山口「あー。なるほど。」
星野「別に、物の力もそうだけど、同じ力をどうコントロールするかっていうこと。」
五十嵐「すごい伝え方は大事」
星野「だからあれをいくらでもヒット商品ぽく売ることはできたと思う。売ったとしても一年間で100枚−1000枚売るのか、それか数年かけて同じ結果を出すのか。短距離走者か長距離走者か。」
五十嵐「そうですね。あとは普遍性ということについて、このスタイルで10年後も20年後もやりますっていうことが普遍性ではなくて、その時々に求められることに対して、自然な流れで形を変えていく。その中でも変わらないものが普遍性だと思っていて、そういう姿を見せて行きたいと思うし。そのための次の段階なんだろうなって。やっていくとまた見えてくるのかもしれない。」


【6:仕事の交通整理】
星野「ビジネスをビックにすることではなくて、やっぱりその時代にあわせて自分たちの仕事も交通整理をしないといけないわけですね。やっぱり求められたことって少なからず必要とされている。時代の流れにあわせてそういう流れになってきているのであれば、逆らわずに、自分たちの仕事も失わない工夫がいるのかなっていうのはいつも考えている。手段にこだわるのではなく、そのプロセスにこだわりたい。そのプロセスが一見他人から見たらビジネスが大きくチェンジしたように見えても、私たちのなかではいっさい変わりないというか。見えているものは違っていても中にあるものは返って、もっとシンプルな本質に近づいたときにはあまり自分たちには抵抗がないし、お客さんにもそう伝わると思う」



【7:自分たちに集中してお金が集まることに興味がない】
山口「ビジネスの話しなのですが、大抵の会社は利益を、ビジネスを、大きくしようって考えているじゃないですか。それは思わないのはどうしてなんですか。結構不思議に思われません?まわりの人から。」
五十嵐「なんかねぇ、お金がたくさんあっても、それ以外になにもなければなにもねえ。だったら、」
星野「たぶん、自分たちに集中してお金が集まることに興味がない」
五十嵐「ないねえ。ビックビジネスでもあそこに人間関係はしっかりあるのかもしれないけど、なんかいざ転んだときにみんな離れていってしまっては悲しいじゃないですか。“そういう不安はないのかな?”みたいなことは思います。だったら少量でもみんなで支え合って、そういう関係が濃ければ、離れていかずにみんなでどうにかしようするじゃないですか。活きていてそういう安心感があったほうがいいなと思うので。」
星野「自分たちの名前が消えていっても、活動とか自分たちが残していったことで、世の中が少しでもステップアップしたら。その役割を果たせたら」
五十嵐「憧れみたいなこの人がすごいみたいなのではなくて、その人と共通したなにかみたいな。そういうのをいろんな人に残せたら、たぶん残っていくんじゃないかな。」

  
【8: 自分の感覚が育つ働き方】
山口「すごい感覚的なビジネスというか、関わりというか。」
星野「そうですね。だから実際自分たちが経験したり、一対一でお話したり、一対一じゃなかったとしても自分たちの声とか生の感覚を生で伝えることでしか伝わらないと思う。」
山口「なんかその感覚ってどういう風に流れで今にいたるんですか。その感覚の中で強く残っていることはありますか。」
五十嵐「うーん。どれってひとつとれないのかもしれないですね」
星野「全部だもんね。でも今の社会ってスイッチ切ったり、ブレーカーを落として、感じなくしてこなすっていうことが一番問題だと思っていて」
山口「会社についた時にスイッチをあげるのではなく、切るってかんじですよね。はい、仕事しますみたいな」
星野「そうそうそう。だから本当に機械がやっても一緒みたいなことばっかりだから。もっと人間としてそれが。やっぱり仕事って命を削ってお金をもらうわけで。自分の感覚が育つ働き方でありたいと思うし。」
山口「自分の感覚が育つ働き方」
星野「それはいいことも悪いこともあるけれど、感覚を無視して仕事をするのは同じことを繰り返す気がする。一番目に見えないことが一番たよりになることだったりするじゃない。それが一番信用できるけどね。なんかわからないけど。でもやっぱりいろんな経験をすることかな。失敗も成功も含めて。嫌だからにげるのではなくて、なんで嫌なのかが残るからそれも大切な経験です。人が自分たちのことをどう見るかっていうのは全然興味がなくて、自分たち自身が自分たちをどうみるか。自分たち自信を信頼できているのかはすごく大事。どんなに時代が変わっても、自分たち肌感覚が基準。そこには厳しくしているはず。」








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